明日のナージャ
『明日のナージャ』(あしたのナージャ)は、東映アニメーションにより制作された主人公ナージャの母親探しの旅と恋愛を描いた女児・少女向けアニメ。朝日放送 (ABC)・テレビ朝日系(一部系列局除く)で、2003年2月2日から2004年1月25日まで、全50話が放送された。また、山陰放送・宮崎放送(いずれもTBS系)でも遅れネットで放送された。
| 明日のナージャ | |
|---|---|
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| ジャンル | 女児向けアニメ | 
| テレビアニメ:明日のナージャ | |
| 原作 | 東堂いづみ | 
| 総監督 | |
| 監督 | 五十嵐卓哉 | 
| シリーズディレクター | |
| チーフディレクター | |
| 企画 | |
| シリーズ構成 | 金春智子 | 
| 脚本 | |
| キャラクターデザイン | 中澤一登 | 
| メカニックデザイン | |
| 音楽 | |
| アニメーション制作 | 東映アニメーション | 
| 製作 | ABC ADK 東映アニメーション  | 
| 放送局 | ABC系列 | 
| 放送期間 | 2003年2月2日 - 2004年1月25日 | 
| 話数 | 全50話 | 
| その他 | |
| コピーライト表記 | ©ABC・東映アニメーション | 
| 漫画:明日のナージャ | |
| 作者 | あゆみゆい | 
| 作画 | |
| 出版社 | 講談社 | 
| その他の出版社 | |
| 掲載誌 | なかよし | 
| レーベル | |
| 発売日 | |
| 発表期間 | 2003年3月号 - 2004年2月号 | 
| 巻数 | 全2巻 | 
| 話数 | 全12話 | 
| その他 | |
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | |
作品の概要[編集]
『キャンディ・キャンディ』や『はいからさんが通る』などの、1970年代の少女向け歴史大河アニメを模した作風を特徴とする。放映当時(2003年)から約100年前、20世紀初頭のヨーロッパとエジプトを舞台に、主人公ナージャの母親探しを物語の縦糸に据え、双子の少年フランシスとキースとの恋愛劇を横糸として絡めた意欲作。ヨーロッパを巡る母親探しの旅には世界名作劇場からの、フランシスとキースとの恋愛模様には少女漫画からの影響が多分に見られる。また、作中でナージャが関わるエピソードの多くは、貴族と平民、資産家と貧乏人などの、社会的な身分格差に関わるものである。
ナージャはチロリアンダンスやイタリアンフラッグショー、フラメンコなどの舞台となるヨーロッパ各地で覚えこんだダンスや、特技の一つである歌を作中で披露する。番組途中までは冒頭で舞台となる都市名が読み上げられており、ヨーロッパ各地の風俗描写もこの作品に彩りを添えている。また、大勢の美青年・美少年が登場するのも、この作品の特徴である。
この作品の放送期間に合わせて、あゆみゆいが手がけた漫画版がなかよしに連載された。詳細は漫画の項を参照。また、サイドストーリーとしてドラマCD『明日のナージャ 音的挿話シリーズ』がある。
また、東映アニメーションの作品としては珍しく青二プロダクション所属の声優を一切起用していない。
ストーリー[編集]
第1 - 5話 イギリス編[編集]
イギリス、ロンドン近郊のアップルフィールド孤児院で育った少女ナージャは、13歳の誕生日を迎えようとする頃に母親が生きていることを知らされ、母が初めての舞踏会で身に着けたドレスと母の日記帳を譲り受ける。孤児院を飛び出したナージャは、踊り子として旅芸人のダンデライオン一座に加わる。旅の途中でナージャは彼女のブローチを付け狙う2人組の探偵ロッソとビアンコ、ナージャが「星の瞳のナイト」と名付けたハーコート侯爵家の令息フランシス、そして世間を騒がせている仮面の怪盗黒バラと遭遇する。
第6 - 12話 フランス編[編集]
パリへ巡業に訪れたナージャとダンデライオン一座は、送られてきた日記を手掛かりにナージャの母親を捜し求める。おばばに連れられて使いに行った際、モンテルラン夫人の舞踏会で、ナージャは会場に紛れ込んだ怪盗黒バラと再会する。一方、ナージャはますますフランシスへの想いを強めていく。
第13 - 16話 スイス編[編集]
ダンデライオン一座が慰問公演に訪れたレマン湖畔の孤児院で、ナージャはフランシスと再会する。孤児院のための寄金活動を行う理由を尋ねられたフランシスは、貴族にはその身分に伴う義務があるという、ノブレス・オブリッジをナージャに教える。しばしの逢瀬を楽しんだ後、ナージャはフランシスと朝日の中で初めてのキスを交わす。またナージャはそこでチロリアンダンスを子どもたちに教えた。
第17 - 22話 イタリア編[編集]
ヴェネツィアの篤志家カルロが怪盗黒バラに狙われる。実はカルロに横領されていた寄付金を盗み出し、貧しい人々に施す黒バラの姿に、黒バラを悪人だと思い込んでいたナージャは戸惑う。
また、本編ではこの辺りからナージャの出生の秘密と、彼女を取り巻く陰謀の詳細が明らかにされる。かつてオーストリア貴族の娘コレットは、平民レイモンとの結婚を父親のプレミンジャー公爵に許されず、駆け落ち同然にしてナージャを産んだ。レイモンが事故で死んだ後、本人も重病から回復したばかりのコレットに、ナージャは死んだとプレミンジャー公爵は嘘を教え、ナージャは乳母の手でアップルフィールド孤児院に預けられたのだった。
その後、放蕩息子のヘルマン(ナージャの叔父)を勘当したプレミンジャー公爵は、行方不明のナージャを探偵のロッソとビアンコに捜させていた。一方、プレミンジャー家の爵位と財産を狙うヘルマンは、ロッソとビアンコを買収し、母娘の証であるブローチをナージャから取り上げようとしていた。
第23 - 29話 スペイン編[編集]
グラナダでしばしの休暇を楽しむダンデライオン一座。夏の暑い天候の最中、1人で街を散策しに出掛けたナージャは、フランシスと再会する。再会を喜ぶナージャに、フランシスはよそよそしい態度を取り続ける。そして別れの間際に、グラナダの人ごみの中に、もう1人のフランシスがいるのをナージャは見つける。「どちらのフランシスが本当のフランシスなのか?」そんな疑問を心で繰り返しながら、スペインでの公演を続けるナージャ。闘牛士ホセとフラメンコダンサーのカルメンの恋模様にも絡みながら……
そんなある日、ナージャはアップルフィールド孤児院で親友だった少女、ローズマリーと顔を合わせる。幼い頃はナージャをナイト役に据え、プリンセスになることを夢見ていたローズマリーは、今はゴンザレス男爵家のメイドとして下働きの日々を送っていた。パーティ会場にドレス姿で賓客として招かれたナージャの姿に、ローズマリーは嫉妬の心を激しく燃やす。これ以降、ローズマリーは、ロッソとビアンコ、ヘルマンらと手を組み、ナージャの母親探しを妨害するようになる。一座がスペインを去るころのホセの死は、今後のストーリーの暗雲を暗示するかのようである。
第30 - 31話 ギリシャ編[編集]
ミコノス島でフランシスと出会ったナージャは、思い切ってグラナダでの事を尋ねてみる。動揺したフランシスは、双子の兄キースの存在をナージャに打ち明ける。フランシスの兄キースは、金持ちから盗んで貧しい人々に施すため、怪盗黒バラとして悪事を働いていた。一方、フランシスは自分が行った寄付が原因で潰れてしまった孤児院のことを知らされる。裏目に出た善意を償うために、廃墟となった孤児院で雨の中フランシスはレンガを積み続ける。泥まみれのフランシスを、ナージャは複雑な気持ちで見守る。
第32 - 34話 エジプト編[編集]
ナージャの母親の日記に書かれていた考古学者ハリソン教授を訪ねて、エジプトを訪れたダンデライオン一座。ハリソン教授は既に亡くなっていたが、教授の教え子で、イギリスでナージャの知り合いになったクリスチャン・ストランドから、ブローチの中の指輪の紋章が、プレミンジャー公爵家の紋章であることを教えてもらう。しかし、ようやく母親への手掛かりを掴んだ矢先に、ピラミッドの中でナージャはブローチをロッソとビアンコに盗まれてしまった。ブローチを手に入れたヘルマンは、ローズマリーを、ナージャだと偽ってプレミンジャー公爵に引き合わせる。
第35 - 50話 オーストリア編[編集]
プレミンジャー公爵家を訪ねて、ナージャとダンデライオン一座はオーストリアまでやってきた。ナージャに同情した新聞記者のハービーは、盗まれたブローチについての記事を書く。辛うじてヘルマンの手からブローチを取り戻したキースは、ブローチをナージャに手渡して力尽きる。しかし、ローズマリーの演技とヘルマンの奸策によって、ハービーの記事は、ローズマリーが黒バラによってブローチを盗まれた記事に差し替えられてしまう。
母親のいるウィーンで母の形見であるドレスに身を包み、シュトロハイム伯爵夫人のパーティに潜り込んだナージャは、ナージャの名を騙るローズマリーと出会う。詰問するナージャを巧みに欺いてドレスを取り上げたローズマリーは、ナージャをパーティ会場から追い出し、ナージャの目の前で母親の形見のドレスを引き裂く。ローズマリーによりウィーン警察に追われる身になったナージャは、疑いを晴らし身の証を立てるため、1人でイギリスへ旅出つ。
最後にナージャは自分に掛けられた疑いを晴らし、母親との再会を果たす。しかし、ナージャはプレミンジャー家の後継者として彼女を教育しようとする公爵の目論見をはねつけ、再びダンデライオン一座と共に世界に旅立っていく。
各話サブタイトル[編集]
- 『ナージャ、運命の扉!!』
 - 『怪盗黒バラの夜』
 - 『サムライ・ケンノスケ大暴走!!』
 - 『舞姫ナージャとミイラ博士』
 - 『星の夜・二人だけのワルツ』
 - 『母子を結ぶ舞踏会の日記』
 - 『仮面舞踏会のワナ』
 - 『折れた翼と恋の涙』
 - 『悩める天才ピアニスト!』
 - 『ふたつの想い出オルゴール』
 - 『危機一髪!パリの告白』
 - 『宝探しはロマンチック!?』
 - 『朝陽の中のフランシス』
 - 『アルプス花祭りのウソ』
 - 『嵐の中の家族』
 - 『わからない!大人の恋愛ゲーム!』
 - 『愛と欲望のミラノ』
 - 『ヴェネツィア、涙のマンマ・ミーア 』
 - 『霧の夜・黒バラの真実』
 - 『危険がいっぱい!ローマのデート』
 - 『すれ違う母娘・ふたつの誕生日』
 - 『助けて!炎の記憶』
 - 『恐怖!地中海の幽霊船』
 - 『オーレ!太陽の闘牛士とフラメンコ』
 - 『帰ってきた裏切りの美女』
 - 『フランシスの向こう側』
 - 『空飛ぶケンノスケ』
 - 『危険なプリンセス』
 - 『すばらしき人生!光と影を見た男』
 - 『泥まみれの白バラ』
 - 『泣かないピエロ』
 - 『ナイルの果て・指輪の秘密 』
 - 『ピラミッドに消えたブローチ』
 - 『さよならダンデライオン一座』
 - 『風のいたずら・運命の皮肉』
 - 『危うし!命を賭けた黒バラ』
 - 『明暗!ブローチ奪還作戦』
 - 『ローズマリー笑顔の陰謀』
 - 『盗らないで!私のお母さん』
 - 『決意の朝!本当の旅立ち』
 - 『喜びも苦しみもひとり旅』
 - 『ひとりぼっちの故郷』
 - 『ピアノがつなぐ子守歌』
 - 『どっちが好き?究極の選択!』
 - 『三人模様・ぐらつく恋心』
 - 『二人のナージャ、対決!』
 - 『沈黙!囚われの白バラ』
 - 『逆転!黒バラの最後』
 - 『諦めない!真実の力』
 - 『新たなる運命の扉』
 
登場人物[編集]
ダンデライオン一座[編集]
- ナージャ・アップルフィールド
 - 声:小清水亜美
 - この作品の主人公。アップルフィールド孤児院で育った、プラチナブロンドと青い瞳が特徴の12歳(作中で13歳の誕生日を迎える)の少女。フランス生まれイギリス育ち。特技の歌とダンスでダンデライオン一座の踊り子になる。赤ん坊の頃に生き別れた母親を探すために、形見のブローチを持って旅を続ける。天真爛漫かつ行動的な性格で、旅の途中で出会った男性達を惹きつける。
 - 主人公の名前「ナージャ」は、フランスのシュルレアリスム作家アンドレ・ブルトンの小説『ナジャ』に登場するヒロインの名前から取られている(ただし、このアニメと小説『ナジャ』に直接の関係はまったく無い)。「ナージャ」は「希望」を意味するロシア語「ナディエージダ」に由来し、ロシア語圏ではありふれた女性名である。
 - ゲオルグ・ハスキル
 - 声:一条和矢
 - ダンデライオン一座の団長を務めるドイツ人の大男。怪力の持ち主で、ダンデライオン一座の大黒柱。からくり(メカ)にも強く、ダンデライオン一座のからくり自動車は彼の作品である。生きがいのトレジャーハンティングはいつも不発に終わっている。
 - シルヴィー・アルテ
 - 声:折笠富美子
 - ダンデライオン一座の歌姫。美しい歌声と美貌の持ち主のフランス人。ナージャにとっては姉のような人。吟遊詩人のラファエルに思いを寄せている。ラファエルと繰り広げた歌は背景にバラが溢れ、古典的な少女漫画を思わせる出来になっている。
 - アーベル・ガイガー
 - 声:山崎たくみ
 - ダンデライオン一座でピエロを担当するドイツ人の初老の男。もとは医者であったためか言語に詳しく、ナージャの母親の日記を翻訳したりするなど、ナージャの母親探しを知識の面からサポートした。別れた妻と息子が1人いる。
 - トーマス・オブライアン
 - 声:岸尾大輔
 - ダンデライオン一座のバイオリニスト。ステージの上では堂々と演奏をこなせるが、もともと温厚で内気な性格ゆえ、シルヴィーへの想いを打ち明けられずにいる。表情は一見、優しく穏やかだが、実はお酒が入ると泣き上戸なうえに暴れてしまう。
 - クリームとショコラ
 - 声:クリーム:甲斐田ゆき、ショコラ:木内レイコ
 - ダンデライオン一座のマスコットの双子のライオン。2匹とも白い体をしているが、ショコラの方は体を黒く染められている。
 - リタ・ロッシ
 - 声:大谷育江
 - クリームとショコラを使ったショーを繰り広げるダンデライオン一座の幼いイタリア人少女。世界一小さなライオン使い。火事で両親をなくし、そのショックで言葉を話せなくなった。しかしある事件をきっかけに声を取り戻す。
 - アンナ・ペトロワ
 - 声:京田尚子
 - 通称おばば。年齢不詳。帽子製作と占いの名手。多くの貴婦人を得意先に持つ。水晶玉占いでナージャの不思議な運命を予言した。
 - ケンノスケ・ツルギ
 - 声:木内レイコ
 - ナージャの後からダンデライオン一座に加わった居合い抜きが得意な日本人のサムライ少年。ナージャに憧れている。からくりに興味が深く、パリではナージャの母のゆかりのオルゴールを譲り受けるために活躍した。
 - ラファエル
 - 声:山本耕史
 - ダンデライオン一座の一員だった吟遊詩人。かつて恋人を亡くしており、シルヴィーはずっと片思いのまま。廃墟となったアップルフィールド孤児院でナージャと再会、ナージャには明日へと羽ばたく翼があることを教える。
 
アップルフィールド孤児院[編集]
- 院長先生
 - 声:瀬能礼子
 - アップルフィールド孤児院の院長先生。火事の際に行方不明になったナージャのことを心配している。しかし事故により亡くなってしまった。
 - エヴァンズ先生
 - 声:永野愛
 - アップルフィールド孤児院の若い先生。
 - ローズマリー
 - 声:宍戸留美
 - ナージャと同じアップルフィールド孤児院で育った女の子。幼い頃からプリンセスとなることを強く夢見ている。スペインでメイドとして働いていた。序盤ではナージャと再会し喜ぶが、後にナージャがプリンセスである事を知ってからは、激しい嫉妬と黒い欲望が轟くようになり、そして願いを叶える為ならナージャを傷付ける事も陥れる事も厭わない性悪な女の子へと変貌する。ヘルマンと組みナージャになりすまして、彼女を苦しめ、自身がプリンセスになろうとしていた。だがそこには彼女が夢見てた生活は待っておらず、貴族社会の実態を鋭く見抜き、最後はナージャに全てを返して去る。最後まで開き直った態度をとっていたため、和解にはならなかったものの母親探しの妨害の件については謝罪している。
 - オリバー
 - 声:橘U子
 - アップルフィールド孤児院出身の男の子。ナージャと木登り競争を良く行なっていた。パリで鞍職人に弟子入りしている。
 - アレックス
 - 声:能登麻美子
 - アップルフィールド孤児院出身の男の子。行方不明になったナージャを心配している。
 - デイジー
 - 声:松本美和
 - アップルフィールド孤児院で育った女の子。
 - ピーター
 - 声:永野愛
 - アップルフィールド孤児院で育った男の子。
 - フィービー
 - 声:能登麻美子
 - アップルフィールド孤児院で育った女の子。
 - ニコル
 - 声:秋谷智子
 - アップルフィールド孤児院で育った女の子。アニメ本編では目だたないが、CDドラマの「その2」と「その3」に登場しダンデライオン一座に加わった。
 
貴族[編集]
- フランシス・ハーコート
 - 声:斎賀みつき
 - ナージャが憧れるイギリスの貴族ハーコート侯爵家の令息。16歳。亡き母の意志を引き継ぎ奉仕活動に専念する日々を送っている。
 - 怪盗黒バラ(キース・ハーコート)
 - 声:斎賀みつき
 - ナージャの前にたびたび姿を現す仮面の怪盗。フランシスそっくりな素顔を持つ(実は双子)。
 - ハーコート侯爵
 - 声:立木文彦
 - フランシスとナージャが親しくすることに反対する。投資に失敗して侯爵家が傾いたためフランシスとメリーアンの婚約を進めるが、ナージャがプレミンジャー公爵家の出だとわかると、フランシスがナージャと同行してウィーンまで行くことを許可した。
 - アメリア
 - 声:詩乃優花
 - フランシスとキースの母親。2人が8歳の時に亡くなる。
 - エマ・クイーズベリー
 - 声:今井由香
 - アメリアの妹。亡くなった姉に変わって2人の世話などのためにたびたびハーコート家にやってくる。おばばの作る帽子の大ファン。
 - メリーアン・ハミルトン
 - 声:岬風右子
 - ハーコート兄弟の幼馴染でフランシスがハーコート侯爵に婚約するように言われた相手。物語の終盤に登場。ハミルトン伯爵家の令嬢。
 - プレミンジャー公爵
 - 声:丸山詠二
 - ナージャの実の祖父。オーストリアでも一、二を争う名門貴族。家門の存続を第一の命題として最重要視しており、2人の実子(コレットとヘルマン)がそれぞれ不祥事で相続権を失っている為、孫娘のナージャを呼び戻そうとしている。かつて発掘作業を行うハリソン教授に資金援助を行っていた。ナージャを本物と認めた後も、コレットとの再会を許さずナージャをスイスの寄宿学校へ入学させようと企てた。
 - コレット
 - 声:安原麗子
 - プレミンジャー公爵の娘。ナージャが幼い頃に別れた実の母親。プレミンジャー公爵の反対を押し切り、夫のレイモンと駆け落ちした。
 - アルベルト・ワルトミュラー伯爵
 - 声:宮本充
 - コレットの幼馴染で再婚相手。コレットの過去を知りつつ、彼女を愛して結婚した。ナージャが生きている事を知って彼女を養女にしてもいいと思っている。
 - ヘルマン
 - 声:二又一成
 - プレミンジャー公爵の不良息子でコレットの弟。父とは折り合いが悪く、成年の当主がいなくなったコロレード男爵家の当主に出されてしまっている(つまり、プレミンジャー家の相続権はなくなっている)。プレミンジャー家の財産を手に入れるため、ロッソとビアンコを使いナージャのブローチを付け狙う。最終的にプレミンジャー公爵に勘当され、破滅する。
 - ヒルダ
 - 声:堂ノ脇恭子
 - ヘルマンの妻。ローズマリーに貴族の作法を教え込む。
 - オスカー
 - 声:関智一
 - ヒルダの前夫の息子。ヘルマンの放蕩ぶりにしびれを切らし、借金を返済するための手切金を渡すかわりにコロレード家から出て行くように求める。義理の伯母のコレットになついている。
 - フェルナンド・ゴンザレス
 - 声:高橋直純
 - リタを避けるため彼の乗った自動車が大破したことから、ナージャに難題を持ちかける。ゴンザレス男爵家の子息であり、スペインの家にローズマリーがメイドとして雇われていた。
 
平民[編集]
- ロッソとビアンコ
 - 声:ロッソ:乃村健次、ビアンコ:小嶋一成
 - プレミンジャー公爵に雇われてナージャを探す二人組の探偵。裏でヘルマンと内通しているが、内通はあくまで金のためであり忠誠心は全くなく、ヘルマンを脅迫するシーンも多々見受けられる。ヘルマンによってナージャ共々幽閉されるが、ナージャの強い意志に感化されて彼女の逃亡を助けた。太った兄貴分がロッソ、やせた方がビアンコ。
 - ちなみにロッソとはイタリア語で赤を表すrosso、ビアンコはイタリア語で白を表すbiancoが由来。
 - ハービー
 - 声:津田健次郎
 - アメリカ人でフランスの新聞モンマルトル・ジャーナルの記者。ナージャに初めて出会ったときは二日酔いであった。怪盗黒バラを追っていて、旅先でナージャを何度も助けた。
 - T.J.
 - 声:甲斐田ゆき
 - ハービーの弟。ナージャに憧れていてケンノスケとはライバル関係。
 - クリスチャン
 - 声:小栗雄介
 - 考古学を学んでいる学生。数年前に亡くなったハリソン教授に援助してもらい教育を受けた。教授の遺志を受け継ごうとしている。大英博物館の前でナージャと初めて出会う。ミイラの内臓を収めるカノプス壺の説明をナージャにする。ローマではナージャのブローチを一緒に追いかけた。エジプトで再会した際に指輪の秘密に気づきナージャがプレミンジャー公爵家とゆかりのあることを教える。ナージャにはミイラ博士と呼ばれた。
 - エドナ
 - 声:巴菁子
 - ナージャの元乳母の老婦人。物語時点ではロンドンに住み、クリスチャンの住むアパートを管理している。ナージャにトランクを贈った。物語中ではナージャとぶつかったものの、ナージャと気づくことはなかった。
 - プレミンジャー公爵の執事
 - 声:池田知聡
 - かつて、コレットの執事だった。ナージャの居場所を教えないように公爵から命じられていたがそれをコレットに伝える。
 - レオナルド・カルディナーレ
 - 声:鈴村健一
 - たくさんのガールフレンドがいる。ナージャのことを「バラのつぼみちゃん」と呼んでいる。
 - ティエリ・ロートシルト
 - 声:望月祐多
 - レオナルドの友人。服飾産業を手がけており、ナージャにドレスをプレゼントする。
 - アントニオ・ファビアーニ
 - 声:堀川りょう
 - イタリア、ヴェネツィアの平民出身の企業家。ダンデライオン一座のお得意様で、よくシルヴィーを誘いに来る。貴族という地位に対する執着心が強く、貴族を陥れて財産を奪い取るなど、儲ける為なら手段を選ばない非情な面を持つが、年老いた母親を思う親孝行な一面もある。終盤ではヘルマンに借金の返済を迫り、それがきっかけでヘルマンを破滅に追いやる。
 - ジュリエッタ
 - 声:伊藤美紀
 - レオナルドの婚約者だったが、アントニオに言い寄られる。フランシスかキースかどちらを選べばいいか悩むナージャに自分が好かれている人物よりも、自分が好きな人物に思いを伝えるのがいいとアドバイスをする。
 - ジョン・ウィタード
 - 声:矢薙直樹
 - イギリス人の天才肌のピアニスト。最初はナージャたちダンデライオン一座のことを馬鹿にしていた。ナージャの好きな子守唄の作曲家がナージャの父であったことがわかるきっかけを与える。数少ない友人の1人にフランシスがいる。
 - アンセルマ
 - 声:火野カチコ
 - バルセロナでナージャにフラメンコダンスを教えた老婆。
 - ホセ・ロドリゲス
 - 声:大塚明夫
 - スペインの英雄と呼ばれている闘牛士。失恋から命を惜しまなくなったため一流の闘牛士となった。
 - カルメン
 - 声:深見梨加
 - アンセルマの弟子の中で最高だった元フラメンコダンサー。ホセの恋人だったが、イギリス人富豪との結婚を選びホセを捨てた。スペインに戻りホセとの復縁を試みるが……
 
ゲストキャラクター[編集]
- レイモン
 - 声:宮崎一成
 - フランス人作曲家。コレットの亡夫にしてナージャの実父。不慮の死を遂げてしまう。その後コレットも病気にかかったことからナージャはアップルフィールド孤児院に預けられることになる。
 - プラティニ編集長
 - 声:乃村健次
 - モンマルトルジャーナルの編集長
 - カルロワ伯爵夫人
 - 声:速見圭
 - 娘のニーナをフランシスとダンスさせようとする。
 - ニーナ
 - 声:飛松加奈子
 - 初めての舞踏会でフランシスとのダンスに胸をはずませるがフランシスはダンスが苦手と断る。
 - マドレーヌ
 - 声:雪乃五月
 - パリで迷子になった女の子。母親を見つけようとそれまでケンカばかりしていたケンノスケとT.Jが仲直りする。
 - マドレーヌの母親
 - 声:生駒治美
 - アルフォンス・ジャン・マレー
 - 声:金尾哲夫
 - かつて貴族たちのために金になる絵画を描いていたパリの画家。コレットとダンスを踊ったことがある。
 - シモーヌ・モンテルラン
 - 声:荒木香恵
 - フェルナンドの伯母(または叔母)。未亡人で参加者に怪盗黒バラの変装をさせた仮面舞踏会を開く。そこには本物の怪盗黒バラが現れモンテルラン夫人の首飾りを強奪していった。
 - 店主
 - 声:世田壱恵
 - パリの蚤の市で骨董品を売っている店主。ナージャは母親のゆかりのブローチを譲られる。
 - テレーズ
 - 声:中川亜紀子
 - レオナルドのガールフレンドの1人、ナージャに嫉妬する。
 - ミレーユ・モロー
 - 声:甲斐田ゆき
 - ジョンたち若き芸術家を後援している。
 - 親方
 - 声:中田譲治
 - オリバーが奉公している鞍職人の親方。
 - ジャンヌ・ダルクの生まれたといわれる村の住人
 - 声:飯島肇、大竹宏、関根信昭、家弓家正
 - スイスの孤児院の園長
 - 声:滝沢久美子
 - 同孤児院の女の子
 - 声:埴岡由紀子、清水愛
 - ザビー
 - 声:岡村明美
 - 男兄弟に育ったため男の子のような振る舞いをした女の子。
 - ザビーの家族
 - 声:谷山紀章、大畑伸太郎、玉木有紀子、木下沙華(以上兄)、松岡洋子(母)
 - カプレーティ子爵
 - 声:塚田正昭
 - ミラノに屋敷を持っていた貴族。アントニオの投資話にのり、家屋敷など財産全てを失った。かつてコレットとダンスを踊ったことがある。
 - イルマ
 - 声:弥永和子
 - ヴェネツィアのゴンドラ漕ぎの女性。アントニオを母の手一人で育て上げた。
 - マリオ
 - 声:渡辺久美子
 - ヴェネツィアの病気の母親を持つ男の子。
 - ゴンドラ漕ぎの女性
 - 声:熊谷ニーナ
 - マリオの母。
 - カルロ・カサノヴァ
 - 声:平田広明
 - 寄付金を集めて、人々からは善人に思われていたが怪盗黒バラから予告状が。
 - マヌエラ、パオロ、ルカ
 - 声:松本美和、サエキトモ、かないみか
 - ローマでそれぞれの手にナージャのブローチが次々と渡った。
 - ロベルタ
 - 声:小林沙苗
 - 花売り娘。
 - マッシモ
 - 声:小野大輔
 - リタの両親
 - 声:入江崇史(父)篠原恵美(母)
 - 夫婦ともにサーカスの一団だった。サーカスのテントが火事になったときテントに戻り2人とも亡くなる(これがトラウマとなってリタは話せなくなり火を極度に恐れるようになった。その後ダンデライオン一座に拾われた)。
 - 海賊
 - 声:飯塚昭三、上別府仁資、西松和彦、永野善一
 - スペインへ向かう途中で現れた海賊。幽霊船を偽装していた。
 - 二宮忠八
 - 声:藤原啓治
 - ケンノスケがあこがれる青年。人類初の飛行機を飛ばそうと夢見ていた。
 - ラミレス夫人
 - 声:久保田民絵
 - ムーアとその弟
 - 声:竹内順子、松本美和
 - ミコノス島の孤児院にいた兄弟。フランシスの寄付で孤児院の院長先生がだめになり、孤児院が閉鎖されてしまったことでフランシスを責める。
 - シュテファン
 - 声:川上とも子
 - アーベルの別れた息子。車椅子に乗っている。思いがけない彼の出現によってジャグリングをしていたアーベルは失敗してしまう。ピエロのアーベルから新しい父親を含む家族に似せたくるみ割り人形を受け取る。
 - ラルフ
 - 声:安井邦彦
 - マリーの新しい夫。義理の息子であるシュテファンのことをかわいがっている。
 - マリー
 - 声:渡辺美佐
 - アーベルの元妻。シュテファンや村人のために薬を盗んで服役したアーベルが戻ってくるのをずっと待っていたがラルフと再婚した。ピエロの扮装をしたアーベルの正体に最後は気づいた。
 - 黒ネコ
 - 声:夏樹リオ
 - ピラミッドの中で迷子になったナージャたちを出口まで導く。
 - ヨハンナ
 - 声:小宮和枝
 - コレットの付き人の女性。ローマで退屈したコレットにまかれてしまう。
 - 酔っ払いの客
 - 声:長島雄一
 - イギリスへと列車で一人旅をするナージャに愚痴をいう。
 - カトリーヌとその夫
 - 声:安達まり、水内清光
 - 夫婦喧嘩を止めようとしたナージャは切符を落としてしまい無賃乗車と疑われ列車をおろされてしまう。
 - 古道具屋
 - 声:大木民夫
 - 閉店時間以降に訪れたナージャをいったんは断るがブローチに目をつけて何か良いものがないかと店内に誘う。オルゴールの仕掛けが指輪で開くことを知っており中から数枚の金貨を見つけ買い取る。その中にはエドナから母コレットへの手紙も入っていた。
 - ジャン
 - 声:坂本千夏
 - ナージャがであった少年。病気の母を思う彼にナージャは食事をおごる。
 - アラン
 - 声:朴璐美
 - ジャンの兄。母親のためを思い、ナージャから金銭を奪う。
 - アランの友人
 - 声:甲斐田ゆき
 - イギリスへ向かう船の船員。アランの頼みでナージャを船に乗せることを承諾する。
 - ワトソン
 - 声:広瀬正志
 - ナージャの父、レイモンと面識のあった人物。ジョンにナージャが覚えていた子守唄の楽譜を貸した縁でナージャは自分の父親のことを知ることができた。
 - ウィーンの警察署長
 - 声:菅原淳一
 - ローズマリーの陰謀で、匿っているナージャを渡すようにパリまで追ってくる。一座に迷惑がかかるのをおそれ、ナージャは去ることを決意した。その後、プレミンジャー公爵家でローズマリー、ヘルマンと対決中のナージャ、フランシスを怪盗黒バラとその一味として逮捕する。しかし49話でロッソとビアンコにナージャを脱出させた事によりナージャのブローチを盗んだ犯人がヘルマンと分かり逮捕した。フランシスは釈放された。
 
スタッフ[編集]
- プロデューサー:西澤萠黄(ABC)、高橋知子(ADK)、関弘美(東映アニメーション)
 - 原作:東堂いづみ
 - シリーズ構成:金春智子
 - 脚本:金春智子、成田良美、K・Y・グリーン(山田隆司)、影山由美、ルージュ・ドゥ・ルーン(大和屋暁)
 - 音楽:奥慶一
 - 製作担当:坂井和男
 - 美術デザイン:ゆきゆきえ、カルロス・ユキ(途中から)
 - 美術:ゆきゆきえ、カルロス・ユキ(行信三)、井出智子、塩崎広光、下川忠海、田中里緑
 - 色彩設計:辻田邦夫
 - キャラクターデザイン:中澤一登
 - 総作画監督:佐藤雅将
 - 作画監督:中沢一登、稲上晃、生田目康裕、青山充、川村敏江、河野宏之、永島英樹、桑原幹根、佐藤雅将、高橋任治、東美帆
 - シリーズディレクター:五十嵐卓哉
 - 演出:五十嵐卓哉、矢部秋則、岡佳広、山吉康夫、細田守、岩井隆央、伊藤尚往、山内重保、中尾幸彦、葛西治、長峯達也
 - 動画・背景・デジタル彩色:TAP
 - CG背景:川崎健太郎
 - 色指定:辻田邦夫、大谷和也、衣笠一雄
 - デジタル撮影:ACCプロダクション
 - CG製作:吉安徹
 - 編集:麻生芳弘
 - 録音:川崎公敬→渡辺絵里奈
 - 効果:石野貴久
 - 選曲:水野さやか
 - 記録:沢井尚子、小川真美子
 - 録音スタジオ:タバック
 - オンライン編集:TOVIC
 - 演出助手:大塚隆史、木村延景、中尾幸彦、座古明史、宮元宏彰
 - 製作進行:柳義明、岡村利和、坂井和男、末竹憲
 - 美術進行:北山礼子
 - 仕上進行:黒田進→浅間陽介→馬場厚成
 - 演技事務:小浜匠
 - 踊り振り付け:鈴木みゆき、中野真紀子、宮内さゆり
 - 制作協力:東映
 - 制作:ABC、ADK、東映アニメーション
 
スタッフの変名[編集]
この作品は海外を舞台にした作品のせいもあってか、スタッフにも洋風の変名がいくつか散見される。
- K・Y・グリーン:栗山緑(山田隆司)
 - ルージュ・ドゥ・ルーン:大和屋暁
 - カルロス・ユキ:行信三
 
原画などにクレジットされている日本語ではない名前は、東映アニメーションのフィリピン法人TAP(TOEI ANIMATION PHILIPPINES)のスタッフのものである。
音楽[編集]
主題歌[編集]
BGM[編集]
劇中のBGMは、前シリーズ『おジャ魔女どれみ』に引き続いて奥慶一が担当した。「約100年前のヨーロッパ」という本作の設定を受けて制作スタッフからはクラシック音楽を基本とした方向性が要請され、中にはプロデューサーの関の意向で実在するクラシック楽曲を奥が編曲したものも含まれる。そのため、同じく奥による『おジャ魔女どれみ』シリーズのBGMが打ち込みと生楽器を活用したものであったのとは対照的に本作ではほとんどがアコースティックな楽曲となった。BGM録音は10時間以上に及び、約90曲の音楽およびそのバリエーションが用意された。
本作のBGMの特徴として、主人公ナージャの踊り子という設定や貴族の舞踏会などの場面のための現実音楽としての楽曲や、ダンデライオン一座が世界中を旅するという物語に合わせたさまざまな国の民族音楽を意識した楽曲などが豊富に用意された点などが挙げられる。
また本作では、ナージャの母が遺したオルゴールとフランシスとのダンスのメロディーなど音楽が物語の中で鍵として重要な役割を担った例も多い。
このほか「étoile」や「飛べない天使」など劇中で登場人物が歌う形で使用されたいくつかの挿入歌も、奥自身が作編曲を手がけた。
- ジャック・オッフェンバック 天国と地獄 - (暴走するからくり自動車)
 - エルガー 威風堂々 - プレミンジャー公爵家が舞台となる場面(物語序盤)
 - ヨハン・シュトラウス2世 美しく青きドナウ - 舞踏会のダンスシーン
 - ピョートル・チャイコフスキー くるみ割り人形「花のワルツ」
 - エンリケ・グラナドス スペイン舞曲第5番「アンダルーサ」 - スペイン編(ホセの登場場面)
 - クロード・ドビュッシー 月の光 - スペイン編
 - ヨハン・セバスティアン・バッハ 「無伴奏チェロ組曲」
 - チャイコフスキー 白鳥の湖
 
音楽CD[編集]
-  「明日のナージャ」ザ・ソング・アラウンド・ザ・ワールド(2003年7月24日発売)
- ナージャ!! (TVサイズ)(歌:本田美奈子)
 - ダンデライオンのテーマ(歌:ナージャ(小清水亜美)&ダンデライオン一座(木内レイコ、折笠富美子、岸尾大輔、山崎たくみ、京田尚子、一条和矢))
 - etoile-星-(歌:本田美奈子)
 - 夜の雨(歌:ラファエル(山本耕史))
 - 飛べない天使(歌:ラファエル(山本耕史)&シルヴィー(折笠富美子))
 - アデュー巴里(歌:シルヴィー(折笠富美子))
 - ♪傘
 - けせら・せら(TVサイズ)(歌:ナージャ(小清水亜美))
 - ダンデライオンのテーマ (KARAOKE)
 - 夜の雨(ラファエルズ ソング) (KARAOKE)
 - 飛べない天使(ラファエル&シルヴィー ソング) (KARAOKE)
 - アデュー巴里 (KARAOKE)
 - ♪傘 (KARAOKE)
 
 
- 「明日のナージャ BGMコレクション その1」
 
-  「明日のナージャ BGMコレクション その2」
- 少女へ
 - ワルツ フォー ナージャ
 - ワルツ #5
 - 憧れ
 - 雅なる舞い
 - 鼓動
 - 心ふるえて
 - 無伴奏曲
 - 緊張
 - かくれんぼ
 - いつかの調べ
 - ヴァイオリンにのせて
 - チェロの響き
 - 華やかなる永遠
 - 行進
 - 冒険へGO!
 - 夕暮れのテーブル
 - 昂揚
 - 威厳
 - 威圧
 - 気配
 - 緊迫
 - キャラバン
 - 砂のむこう
 - エジプシャン ダンス
 - 白の誘い
 - 情熱
 - 仮面
 - 舞い降る花
 - ロマンツェ
 - カンツォーネ
 - 太陽と大地の間で・・・
 - 華麗なるひととき
 - この胸の高鳴り
 - 初恋
 
 
関連作品[編集]
漫画[編集]
前半はアニメに忠実だが、後半はフランシスと怪盗黒バラの関係がアニメ本編と異なるなど、独自のオリジナルストーリーになっている。なお、ローズマリーなど一部のキャラクターは登場しない。
ドラマCD[編集]
マーベラスエンターテイメントより、サイドストーリー及び本編の後日談を収録したドラマCDが発売されている。
- 明日のナージャ 音的挿話シリーズその1「勝手にナージャ」(2003年10月22日発売)
 - 明日のナージャ 音的挿話シリーズその2「明後日のナージャ」(2003年12月21日発売)
 - 明日のナージャ 音的挿話シリーズ その3「明後日のナージャ」2(2004年1月21日発売)
 
反響と評価[編集]
劇中に登場するナージャのバトンやドレス、ブローチ、万華鏡、ミシン、タイプライター、傘などの小道具の玩具がバンダイから発売されたが、売り上げは同じ放映枠の前後番組で4期以上の長期シリーズとなった『おジャ魔女どれみ』シリーズや『ふたりはプリキュア』シリーズには及ばず、商業的には苦戦を強いられた。平均視聴率についても、『題名のない音楽会』シリーズ前枠(日曜朝8:30 - 9:00)が1984年10月に朝日放送・東映アニメーションラインアニメ作に転換してから当時の最低の成績である6.8%を記録した。
そのため、ヒット作となり長期シリーズ化された前・後番組シリーズに比べ、1年で終了した本作は人気が思わしくない地味なイメージが付いている。不振の要因としては、現代においては格差が意識されづらい日本においては、ヨーロッパが抱えている身分格差などを軸に進むストーリーが子供には理解されにくかったことと、ナージャの劇中で繰り広げたダンスや歌が、「魔法」「変身」といった女児向けアニメの人気要素の代わりになることが出来なかったことなどが考えられる。
この作品で14年同枠に携わった関弘美プロデューサーはじめ多くのスタッフが降板。次作『ふたりはプリキュア』以降は新体制で臨むことになった。
しかし後に放映されたヨーロッパでは自国が舞台ということもあり、劇中のストーリーが大いに支持され、日本とは対称的な高評価を博した(こちらも参照)。そして以後は、世界各地で放映されており、高い人気を得ている。
エンドカードについて[編集]
番組終了後に表示されるエンドカードについて、第31話のエンドカードは、漫画の単行本発売記念であゆみゆいが描いたのものが放送されたが、権利関係の都合によりDVDでは別のものに差し替えられた。
なお、制作局の朝日放送では、『全国高校野球選手権大会中継』第1試合を放送する関係で翌週分が後日放送(系列局へは裏送りで通常通り放送)となる場合があり、エンドカードが放送時間変更の告知に差し替えられる場合があった。
『どれみっちの穴』での扱い[編集]
Kasugaによって運営されているサイト『どれみっちの穴』では、彼女を主人公としたパロディ漫画が多く掲載されている(特に『ふたりはプリキュア』シリーズ中に描かれたものも多い)。その大半は不良在庫、不人気など暗く現実的なテーマとなっている。おまけにその漫画の大半は『はだしのゲン』のパロディである。
関連項目[編集]
- 平等 - 怪盗黒バラが残す言葉。人は貴族、平民などに関わらず、誰でも平等であると主張している。
 - ジャンヌ・ダルク - ジャンヌ・ダルクが生まれたと伝えられるロレーヌ地方の村でナージャ達はトレジャーハンティングを行っている。
 - ロカルノ - スイス編からイタリア編に向かう途中、一向はロカルノに急ぐ人たちをからくり自動車に乗せる。
 - コモ - イタリア編で一行が最初に訪れた別荘地。
 - ミラノのドゥオーモ - ここの広場で一座は講演を行った。
 - トレビの泉 - ナージャとクリスチャンはここでお互いに異なった願いを行った。
 - ライト兄弟 - 第27話より、ライト兄弟が人類初飛行した後の年代設定なことがわかる。
 - サグラダ・ファミリア
 - 太陽神ラー - クリスチャンによると、ネコに宿っている。
 - ザルツブルグ - からくり自動車の故障した部品の取り寄せのために一座はウィーンを前にして足止めされた。
 - テレビ朝日系アニメ
 
外部リンク[編集]
| ABC制作(テレビ朝日系) 日曜朝8時30分枠のアニメ | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 明日のナージャ | 次番組 | 
| おジャ魔女どれみシリーズ | プリキュアシリーズ(ふたりはプリキュア) | |
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